仕事の壁はくぐるのだ 川島蓉子

仕事というものに対して、自己実現だとか、好きなことが仕事、と、思ってきたからか、
あるいは、これまでは実際そんなふうになっていて、好きなこと=仕事=自分の人生
の方式が成り立ってしまっていたからか、ここ数年、どうしてもうまくいきられていないように
思えていた。
そうだよね、そうだよね、川島さんの一言ひとことが温かい。
何か大きいことをしようとするのではなく、
大きな壁を乗り越えようとするのではなく、
自分という木のコップに少しずつ、水を満たしていく
周りから見えないことを、ただ目の前のことを、黙々と、粛々と、淡々と、積み重ねる
成果ではなく、今、自分がおもしろがれるかということ。
惑っても、うじうじくよくよしても、うまくいかなくても、
自分がおもしろいと思えることなら、ゆっくり積み重ねていけばいい、そう思える。
勝ち負けでもないけど、負け続きは心に傷がついたままになる。
時々、戦っている気持ちになるのは自分自身に対してなんだけれど、
守るべきことって何なのか。志? 心地よさ?
すべてがポジティブでもなく、悔しさも、失敗も、たくさん経験している川島さんからのメッセージだからこそ
全部受け入れられている気持ちにもなれるし、素直に前向きにもなれる。
川島さんが亡くなった2025年。
もっともっとたくさん言葉をききたかった。想いをききたかった。
言葉がずっとわたしたちの中で熱くあってくれることに感謝。